私が創作絵を真面目に描こうと思い立った時は、負のエネルギー、すなわち他人を妬む気持ちをエネルギーに変換して絵を描いていました。
でももうやめましたね。
すごい疲れますし。
一種のとらわれなんですよ。
代表するものが「妬み嫉む世界観」ですが、ほとんどのもの負の感情が題材になってる気がします。
だからそれを止めた事で描きたいものが無くなってしまったんですね。
綺麗な世界観を描きたいワケではないですし、キャラクターを描きたいといっても結局描いてないのが現実。
現代の若者はひたすら個性を求めるからサブカルチャーに浸りますけど、その絵描き界のサブカルでさへ一括りにされてしまって個性感じなくなってきませんか…?絵を描く事自体をサブカル〜ではなく、題材やそれを表現する絵柄がパターン化している集団の事を指してます。
たまたま私が見ている集団がそうであるだけかもしれませんけど…集団の輪に入るの嫌ですね。みんなと同じで個性というものにガッツく人間ですから。
SMを描いた絵を調べると、えげつないのばーっかり出てきます。
だからそういった題材をナチュラルに取り込む事を最近試してます。
ナチュラルのラインとして、一般人にためらい無く見せられるイラストであるかどうかですね。
今日アップしたアイロニーのイラストも、彼がSMを嗜む事を示唆しているイラストですが、人に普通に見せられるラインのものです。
配色に騙されそれを見た人が題材にハッとして、「これは如何なものか…」と心の中で苦い顔するの、とても面白いと思いませんか?笑 かなり主観的に話してますけど。
明らかに少年が性器丸出しして、足をおっぴろげにして、頬を赤らめていたら、そりゃあ人に見せるとドン引きですよ。
それを上手く人に見せられるラインまで落とし込むのを一つの目標として、ちょっとやってみようかなというのはあります。
だから絵を描くのにホントは材料が欲しいんです。
SMグッズ手に取りたいんです。実際に試してみないと分からないんです。
材料がないということは想像上で描くということですから、それが吉と出るのか凶と出るのか分からない。逆もそう。
題材がちょっとエッチなものってやはり惹かれます。
でもあまりに行きすぎたものは見れないですし、暴力と言えどもやりすぎなものもダメ、女性をメインに扱うのは個人的に論外ですし、かといって少年同士のものも見るに耐えない。
こういうものを扱うのにかなりワガママになっちゃいますが、自分の描くイラストが一番的を射ているので落ち着く。
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