
真実ゲージがMAX10の中、優木は
犯人であるのにも関わらず真実ゲージ5しか把握出来てません。歴代犯人の中でもかなり低い方だと自分は思う笑
何故かというと、第三者の人物が現場を荒らしてしまったからです。
それに対し、事件解決側である御剣はというと、真実ゲージは2です。それは、
犯人と特定の時間に会ってしまったからです。
そしてさらに面白いのは
優木の把握している「5」と
御剣の把握している「2」は
イコールになりません。
つまりは、優木の知らない部分を御剣が知っていて、御剣の知らない部分を優木が知っている・・・それを
「同じものだ」と二人は仮定した上で話し合うんです。まさに
アンジャッシュ状態。
ちなみに我々プレイヤーはというと…

最初に
ネタバレムービーを見ることになるので、御剣の見たものと、優木が犯人であるということを把握した状態です。
ここでもう一味。
優木も「検事」という役職を持っています。
通常の事件では「事情聴取」という形で、「何時、何処にいたか」を関係者が語る必要があります。
何が言いたいかというと、優木のそういった証言ではなく、「検事」であるから、
事件を解決するための仮説立てに貢献する形になるんです。

わざと誤った仮説を組み立てるところが面白い。
盗まれたファイルによって泥棒の存在が浮き彫りになります。
当然、御剣は泥棒目的兼殺人、ということで、
泥棒=犯人を前提に話を進めます。
ところが、犯人である優木はファイルを盗んでいないので、
ファイルを盗んだ者と殺人を犯した者は別々という前提で仮説立てをします。勿論、「犯人は自分だが、ファイルは盗んでいない」と言うわけにもいかない。なので、
犯人として擦りつける人物と、泥棒をした人物、被害者、3人をステージに立たせる必要があります。
優木にとっての犯人候補であるマコちゃん。何故犯人として擦りつけられるのかというと、「マスターキーを持っているから侵入可能」とのこと。
しかしその時にマコちゃんは「マスターキーが盗まれた」と証言します。<マスターキーが無いから自分は侵入出来ず、他の人が侵入可能>となるのは優木にとって都合が悪いです。しかし、優木はそういう事態はマズイと事前に分かっているので
マスターキーを使わずに侵入しているんです。優木はマスターキーを盗んでいないので、マコちゃんの証言を
【ウソ】とみます。これが、本当にそう思ってる。
初見プレイでは気付かないのですが、マスターキーが無くなった事実を優木は(内心焦って)話を逸らそうとします。ホントにウソだって思ってるから。
でも御剣はその証言を本当に起こったこととして回収します。

優木はマスターキーや、検事しか知らないはずの金庫を荒らしている環境を解決する仮説立てをしなければなりません。ここで彼の頭フル回転。
優木は泥棒=被害者とし、
ステージ上の人物の穴埋めを行いました。<マスターキーを盗んだのは仲間戸だし、相棒の仲間戸に金庫の場所を教えていた> という仮説が一貫しちゃいます。
これ、ほんと頭いい(笑)

優木がステージ上の人物を2人にしたことで、実は余計にややこしくなってます笑
何故なら、御剣が自分の仮説立てで用意していたステージ上の人物も2人ですから、一致しちゃうんですね〜〜
このように、
来訪者は何人いたのか?というのがキーになってくるんです。
ここまでが前半終了
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