どういう話かというと、ツイッターでもある通り、「地縛霊となってしまった仲間戸」。これ、オチ。
最初、事件後(仲間戸が死亡後)の優木視点in牢獄漫画を描く予定が、あまりにも難しすぎる視点だったというか。挫折したので、仲間戸にしました。

なので、これ、霊界っていうの?幽界?天国行きor地獄行きかを判断する列に仲間戸が疑問を持ちます。
(ゲストで、被害者の岡高夫と罪門直斗)
そして仲間戸の隣にいたオートロ、プレイ済みの人に「あっ」と思わせるポイントの一つ。
何故彼はここにいるのか?この漫画では、オートロは無罪判決を勝ち取った後、死亡してしまった設定です。

そして仲間戸と「いい人」「悪い人」の話になる。

オートロはまだ
「分類されてない人」です。
分類されたくないので、列に並ばずにずっとそこに居座ります。
なぜなら、「悪い人」に分類されることを恐れているからです。
個人的な見解としては、、
オートロは
人を信用していない優木は
人に興味がないだと思う。
この二人が
人を信用する仲間戸に喰いかかってきます(笑

そしてオートロは仲間戸の手を取り、霊界の外に放り投げてしまいます、
オートロはゲーム内で「人間は信用できない」と言っていた気がするんですよね。だから殺し屋も信用できなかったんだろうけど。だから、この漫画にとって彼は良きキャストです。
本当はここで、裏オートロを出す演出(顔の傷を出す)も考えましたが…
オートロを完全な悪とは見せたくなかった。何故なら、優木と仲間戸の関係を通した
「人を信用しすぎてはいけない」という教訓があるので、今回ばかりはオートロの言ったことは正しくもあるんです。
裏オートロを出してしまえば、オートロの発言の全てが悪く捉えられてしまうので。。。
そして霊界の外に投げ出された仲間戸は地上へ戻ります。
もちろん魂のみ。そこには自分のよく知っている相棒と自分の死体がありました。

ちなみに優木のこの台詞についてですが、実際に論証バトルで負けてしまった時に発する優木の台詞です。
つまりは、こちらの世界では
優木が逮捕されずに論証バトルで逃げ切ったものになってます。

このシーンもプレイしてないと分かりません。
仲間戸が泥棒をしたという話になってます。

そしてここは
今回の最大の皮肉ポイント笑
前半部分でオートロから
「いい人過ぎるのは良くない」という忠告を貰っており、そして優木がクギを刺すように「お前は一番いい奴だった」と言います。
んで、もって
「天国へ行けよ!」と言います。
これは優木にとってプラスの意で放った言葉であるし、仲間戸もプラスの意で受け取っているんです。しかしながら、
この時点で仲間戸の魂は天国へ行けない状態になってます。

相棒を切り替える宣言を優木がした時、仲間戸は説明を求めて優木を追いかけようとしますが、その場から離れられず、地縛霊となっています。
自分が最初に「地縛霊」という単語を使わなかったら、これを読んでくれた人はこの地点で「仲間戸は地縛霊となった」と気付くのだろうか…?
気付かないかなと思って、読ませる前にその単語を置きました。

最後の言葉にも2つの意味が含まれています。
①相棒でなくなったこと
②地縛霊として物理的に動けないので天国にへも行けないということ
全体を通して、仲間戸は自分が死んでしまったことに気付いていないし、優木の悪事にも気付いてません。
だから、リアルの世界の自分たちの様子を見てまったく理解が出来てない。
それどころか、優木の「ウソの煽て」に感動するほどなんです。
仲間戸はとにかく優木からの信頼を受け取っていると思い込んでました。
そんな感じに
盲目的で
不条理な関係はとても好きなんです。
以上、解説終わり。
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